生物記録情報

2010.12.1
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はヤツデの花、サネカズラの実、ムラサキシキブの実です。
 ヤツデはウコギ科ヤツデ属の日本原産の落葉低木です。東北地方南部から南西諸島にかけて自生します。名前の由来は7〜9裂する葉を手に見立てたことからです。この時期に開花する数少ない樹木です。晴れた日には虫が集まっています。園内各所で見られます。
 サネカズラはマツブサ科サネカズラ属のツル性の常緑木本です。「実葛(サネカズラ)」という名は美しい実をつけることからつけられたもので、まさに今がその見頃です。花は園内で7月中旬から9月にかけて見られました。8月18日の見頃情報で花の様子を紹介しました。園内各所で見られます。
 ムラサキシキブはクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。名前のいわれは実の美しい紫色から源氏物語の作者・紫式部を連想したとされているようです。庭木によく植えられているコムラサキに比べると、実の付き方がまばらです。園内各所で見られます。

〔樹木〕
(花の見頃)コウヤボウキ、サザンカ、チャノキ、ヒイラギ、ヤツデ
(実の見頃)アオツヅラフジ、イイギリ、ガマズミ、カラスザンショウ、カラタチバナ、ゴンズイ、サネカズラ、サルトリイバラ、シラカシ、センリョウ、ツルウメモドキ、トベラ、ナンテン、ノイバラ、ヒサカキ、マンリョウ、ムベ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉)アカシデ、アカメガシワ、アサダ、アブラチャン、アワブキ、イイギリ、イヌザクイラ、イヌシデ、イヌビワ、イボタノキ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エノキ、オオモミジ、カマツカ、カラスザンショウ、クマシデ、ケヤキ、コクサギ、コゴメウツギ、コナラ、サワシバ、サンショウ、ソメイヨシノ、チドリノキ、ツルウメモドキ、ハゼノキ、ヒメグルミ、ヒメコウゾ、フジ、ホソバイヌビワ、マユミ、マルバウツギ、マンサク、ミズキ、ミツデカエデ、ミツバツツジ、ムクノキ、ムクロジ、ムラサキシキブ、ヤマアジサイ、ヤマグワ、ヤマザクラ、ヤマハギ、ヤマブキ、ヤマボウシ

〔草〕
(咲き始め)オオハナワラビ
(花の見頃)アカフユノハナワラビ、イヌホオズキ、カンアオイ
(花そろそろ終わり)アワコガネギク、キチジョウソウ、サガミラン、タイアザミ、ツリフネソウ、ナガボノシロワレモコウ、マヤラン、ユウガギク
(実の見頃)イヌホオズキ、ウバユリ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、コバギボウシ、ススキ、ノガリヤス、ヒヨドリジョウゴ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ムサシアブミ、ヤブミョウガ、ヤブラン
(紅葉・黄葉)アキカラマツ、アキノウナギツカミ、イヌヌマトラノオ、オオバギボウシ、オニドコロ、キンミズヒキ、コバギボウシ、シラヤマギク、タカトウダイ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ヤマノイモ
ヤツデの花
ヤツデの花
サネカズラの実
サネカズラの実
ムラサキシキブの実
ムラサキシキブの実
画像をクリックすると大きくなります。