生物記録情報

2010.11.24
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はエビヅルの紅葉、アキノウナギツカミの紅葉、ウバユリの実です。
 エビヅルはブドウ科ブドウ属のツル性の落葉木本です。名前の由来は新しい茎が葉とともに淡紅紫色の綿毛を密生し、先端を下に曲げながら伸び、エビのように見えることからです。本年8月18日の見頃情報で花を紹介しました。現在葉が美しく紅葉し、目を楽しませてくれます。水生植物園と中央湿地を望む道ばたで見られます。
 水生植物園では美しい草紅葉を楽しむことができます。中でも真っ赤に葉が色付いているのが目立つのはアキノウナギツカミです。つい1ヶ月ほど前まで花を付けていました。タデ科イヌタデ属の1年生草本です。10月13日の見頃情報でミゾソバと共に紹介しました。
 ウバユリはユリ科ウバユリ属の多年草です。今年は7月下旬から8月上旬にかけて花が見られました(7月21日の植物見頃情報を参照)。路傍植物園や水鳥の沼周辺で生育しています。ようやく実が割れて、中にあるタネを見ることができます。薄い翼をつけたタネは強い風の時に付近にばらまかれます。

〔樹木〕
(花の見頃) コウヤボウキ、サザンカ、チャノキ、ヤツデ
(花そろそろ終わり) シロダモ
(実の見頃) アオツヅラフジ、イイギリ、ガマズミ、カラスザンショウ、カラタチバナ、ゴンズイ、サネカズラ、サルトリイバラ、シラカシ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、トベラ、ナンテン、ノイバラ、ヒサカキ、マンリョウ、ムベ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉) アカシデ、アカメガシワ、アサダ、アブラチャン、イイギリ、イボタノキ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エゴノキ、エノキ、エビヅル、オオモミジ、カツラ、カマツカ、カラスザンショウ、ケヤキ、ケンポナシ、コクサギ、コゴメウツギ、コナラ、サワシバ、サワフタギ、サンショウ、シロモジ、ソメイヨシノ、ツタ、ツノハシバミ、ツルウメモドキ、ヌルデ、ノブドウ、ハクウンボク、ハゼノキ、ヒメコウゾ、フジ、ホソバイヌビワ、マルバウツギ、マンサク、ミズキ、ミツデカエデ、ミツバツツジ、ムクノキ、ムクロジ、ヤマグワ、ヤマコウバシ、ヤマザクラ、ヤマハギ、ヤマブキ

〔草〕
(花の見頃) アカフユノハナワラビ、イヌホオズキ、カンアオイ
(花そろそろ終わり) アワコガネギク、キチジョウソウ、サガミラン、シラヤマギク、シロヨメナ、タイアザミ、タイワンホトトギス、ツリフネソウ、ナガボノシロワレモコウ、マヤラン、ユウガギク
(実の見頃) イヌホオズキ、ウバユリ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キチジョウソウ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、ススキ、ツルマメ、ヒヨドリジョウゴ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ヤブミョウガ、ヤブラン
(紅葉・黄葉) アキノウナギツカミ、イヌヌマトラノオ、オオニガナ、オオバギボウシ、オニドコロ、カラスウリ、キンミズヒキ、コバギボウシ、シラヤマギク、タカトウダイ、トダシバ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ホウチャクソウ、ミソハギ、ヤマノイモ
エビヅルの紅葉
エビヅルの紅葉
アキノウナギツカミの紅葉
アキノウナギツカミの紅葉
ウバユリの実
ウバユリの実
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