生物記録情報

2009.11.12
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はニシキギの実、カラスウリノの黄葉と実、ヘクソカズラの黄葉と実です。
 ニシキギはニシキギ科ニシキギ属の落葉低木です。紅葉が美しいので錦木という名前がつきましたが、赤い実も美しいです。葉の方はまだ色づき始めですが、実は見頃となっています。同じ仲間にやはり現在実が見頃のマユミがあります。実が割れて赤い種子がぶら下がっている様子は似ていますね。ニシキギは路傍植物園で見られます。
 カラスウリはウリ科のつる性の多年草です。夏の夜間に白いレースのような美しい花を咲かせますが、残念ながら開園時間内では見ることができません。昼間しおれた白い花を目にすることはよくあります。実が未熟の時は縞模様のある緑色で、ラグビーボール型の小さなスイカのようです。現在は真っ赤に熟している様子が園内各所で見られます。
 ヘクソカズラはアカネ科のツル植物。真夏の水生植物園でかわいらしい花を咲かせていましたが、現在は実も熟し、黄葉した葉が秋の水生植物園を彩っています。本年8月19日付けの植物見頃情報の花の写真をご覧ください。

〔樹木〕
(花の見頃) コウヤボウキ、サザンカ、シロダモ、ヒイラギ、ヤツデ
(花そろそろ終わり) チャノキ
(実の見頃) イイギリ、ガマズミ、カラタチバナ、ケンポナシ、ゴンズイ、サネカズラ、サルトリイバラ、シロダモ、センリョウ、ツクバネガシ、ツルウメモドキ、ナンテン、ニシキギ、ノイバラ、ヒサカキ、マユミ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ
(紅葉・黄葉) アカシデ、アカメガシワ、イイギリ、イヌザクラ、イヌシデ、イボタノキ、イロハモミジ、ウワミズザクラ、エノキ、エビヅル、ケヤキ、コクサギ、コブシ、シロモジ、ソメイヨシノ、ツタ、ツノハシバミ、ツルウメモドキ、ニガキ、ニシキギ、ハクウンボク、ハゼノキ、ミズキ、ムクノキ、ムクロジ、ムラサキシキブ、ヤマグワ、ヤマザクラ、ヤマハギ、ヤマブキ

〔草〕
(花の見頃) アカハナワラビ、アカフユノハナワラビ、オオハナワラビ、カンアオイ
(花そろそろ終わり) アワコガネギク、キセルアザミ、シロヨメナ、タイアザミ、ツリフネソウ、ナガボノシロワレモコウ、リンドウ
(実の見頃) ウバユリ、オギ、カラスウリ、カラスノゴマ、キンミズヒキ、コバギボウシ、シオデ、ススキ、ヒメガマ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヤマユリ
(紅葉・黄葉) アキノウナギツカミ、イヌヌマトラノオ、オニドコロ、カラスウリ、キンミズヒキ、コバギボウシ、ススキ、タカトウダイ、チョウジソウ、トダシバ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ヤブマメ、ヤマノイモ、ヤマハッカ
ニシキギの実
ニシキギの実
カラスウリの黄葉と実
カラスウリの黄葉と実
ヘクソカズラの黄葉と実
ヘクソカズラの黄葉と実
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