自然を守るための取組み
自然教育園 池沼の自然再生プロジェクト
~かいぼりで美しい水辺と豊かな生態系の復活を目指す~
自然教育園では、都心に奇跡的に残された豊かな自然環境を、地域市民や企業・団体等の皆さまと共に次世代へつなぐため、「自然教育園 池沼の自然再生プロジェクト」に取り組んでいます。
本プロジェクトの背景として、園内にある複数の池が土砂の堆積、富栄養化、外来種の増加などにより環境悪化の課題を抱えていました。この状況を改善するため、2025年12月14日、水生植物園において約20年ぶりとなる「かいぼり(池の水を抜く作業)」を一般参加型で実施しました。
現在は、かいぼり後の「天日干し」期間に入っており、この機会を活用して企業や団体等との協働による自然再生に向けた取組みを展開していきます。これら一連の活動を通じ、水質の浄化と生物多様性の向上を目指します。
水生植物園「かいぼり」とは
池の水を一時的にすべて抜き、底を天日干しにする伝統的な管理手法です。
かいぼりの目的
1.生物多様性の向上・環境改善
①水質浄化 ②外来種の防除 ③水草の再生 ④開放水面や水深の確保
2.生物多様性の普及啓発
市民が泥に触れ、生きものと出会いながら、自然の仕組みや保全の大切さを体感できる学びの機会を提供する。
20年ぶりの池の大掃除!12月14日に水生植物園でかいぼりを実施しました
募集開始からわずか半日で満員御礼となった本イベント。当日は大人から子どもまで総勢約50名が泥に足を取られながらも、力を合わせて生きものの捕獲・調査を行いました。
【調査結果】こんな生き物が見つかりました!
在来種: モツゴ、メダカ、クロダハゼ、スジエビなど(豊かな生態系が保たれている証です)
外来種: アメリカザリガニなど(生態系を守るため、適切に管理を行いました)
総勢約50名。世代を超えた参加者が集結
泥に足をとられながらの救出作戦
池の課題であるアメリカザリガニ
都内では希少なクロダハゼ、メダカも確認【現在は、「天日干し」の真っ最中】
現在、池は水を抜いて底を空気にさらす「天日干し」を行っています。泥を空気に触れさせることで、堆積した窒素やリンなどの栄養分を分解し、春に向けて水の濁りを改善する大切な工程です。

池干し期間を利用したイベント
一般向けイベント「池底(いけぞこ)ガイドウォーク」
かいぼり後の今だけ!大都市「東京」の中心部で、「池の底」を歩いてみよう
数十年に一度の「かいぼり」を経て、普段は水面下に隠れている池の底が姿を現しました。
今しか歩けない特別なフィールドで、専門スタッフが水辺の生態系や、泥の堆積状況を解説します。
実施日:
第1回 2月14日(土)10:00~12:00(雨天予備日2月21日(土))
第2回 3月1日(日)13:00~15:00(雨天予備日3月8日(日))
企業向けイベント「水辺の再生」
【プロジェクトに支援・協働いただける協力企業を募集】
「国指定天然記念物」の自然再生プロジェクトに直接貢献できる、またとない機会です
「かいぼり」を経て、池底が姿を現した今、この後の作業が生態系復活のカギを握ります。
「泥を掘り起こし、池底に日光を届ける」--。
この工程があって初めて、数十年眠り続けてきた埋土種子の目覚める準備が整います。 池の未来を左右する本作業に、皆さまのお力をお貸しください。
私たちは何よりも、この都会に残された貴重な自然の姿を、企業の皆さまに深く知っていただくことから始めたいと考えています。
この活動が、これからの自然共生を共に考える、第一歩となることを願っています。
池底の掘削~眠れるタネを呼び覚ませ!
【ご家族参加歓迎】
実施日:
第1回 2月28日(土) 9:30~12:30
第2回 3月14日(土) 9:30~12:30
※各回、基本的なプログラムは同一です
増えすぎた草の除草~池底まで光が届く環境づくり~
【大人のみ / 本格作業】
実施日: 3月3日(火) 9:30~12:30(予備日:3月4日(水))
ご寄付のお願い
都心に残る奇跡の森。みんなの力で、水辺再生を!
園内には、今回かいぼりを実施する水生植物園を含めて、全部で4か所の池があります。いずれの池も、かいぼりが長年実施できておらず、富栄養化等により環境が悪化しています。
池のかいぼりを行うことで、多様な生き物が棲む水辺への再生を目指します。
かいぼり実施のための活動資金へのご支援をお願いいたします。
目標金額:1600万円

○対象となる方
個人、団体、法人いずれの方もご利用いただけます。
○支払方式
銀行振込
○手続きについて
(1)「寄付金申込書」を作成いただき、当園までメールでご送付ください。
(2)担当より、「寄付金振込依頼書」を発行・郵送いたします。
(3)お手元に届きました振込依頼書に記載の口座までお振込みをお願いいたします。
(4)寄付者様からのご入金を確認次第、「寄付金の受入証明書」を郵送いたします。
○送信先メール
kifu-meguro{at} kahaku.go.jp({at}を@に換えて送信してください)
ご不明な点等がございましたら、担当までお問合せください。
どうぞよろしくお願いいたします。
独立行政法人国立科学博物附属自然教育園
電話03-3441-7176
担当:下田・山崎
チラシ
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