生物記録情報

2022.9.22
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。

 園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
 植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
 3枚目の画像はツリフネソウの花の紹介です。

 ツリフネソウはツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草で、山地の谷川など湿った場所に生育します。独特な花の形を吊り下げた帆掛船に見立てたことが「釣船草(つりふねそう)」の由来となったとされています。
袋状のがくの先端が渦巻き状の距となっており、ここに蜜が溜まります。距まで届かせるには長い口吻(ストロー状の口)が必要なため、蜜を吸える昆虫は限られており、特に花粉を運ぶマルハナバチの仲間が利用しやすい仕組みになっています。
 自然教育園ではあまりマルハナバチの仲間は見かけませんが、ガの仲間のホシホウジャクやオオスカシバがホバリングをしながら、口吻を伸ばして蜜を吸う様がこれからの時期に観察できます。
 
 ツリフネソウは、園内では主に水生植物園で見ることができます。

〔動物記録情報〕
《クモ類》モエギザトウムシ、オナガグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ハナグモ、マミジロハエトリ

《昆虫類》
トンボ類…アジアイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、アキアカネ
バッタ類…エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、コオロギsp.、アオマツムシ、カネタタキ、コバネイナゴ
カメムシ類…アメンボ
ヨコバイ類…ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ベッコウハゴロモ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、ムラサキツバメ、ヤマトシジミ、ルリタテハ幼虫・蛹、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ
甲虫類…オオヒラタシデムシ成虫・幼虫、アオドウガネ
ハチ類…ハラナガツチバチsp.、スズバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、キイロスズメバチ、ヒメスズメバチ、クロスズメバチ、クマバチ、コマルハナバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、オオハナアブ、キゴシハナアブ、ツマグロキンバエ、キンバエsp.

《鳥類》ハシブトガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、サンコウチョウ、コサメビタキ、エゾビタキ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ダイサギ、キジバト、ドバト

《爬虫類》クサガメ、ニホンカナヘビ

園内の見ごろ情報
園内の見ごろ情報
植物の開花リスト他
植物の開花リスト他
ツリフネソウの花
ツリフネソウの花
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